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備後 一義; 田野 茂光*; 沼宮内 弼雄; 吉田 芳和; 山口 彦之*
Radiat.Res., 85(3), p.592 - 596, 1981/00
被引用回数:5 パーセンタイル:88.24(Biology)ムラサキツユクサの花序内にIを滴下すると、オシベ毛に体細胞突然変異が起る。Iの線による花序中のツボミの吸収線量の計算を実施した。体細胞突然変位の倍加線量は、Iがツボミ中に一様に分布すると仮定した場合、1radであった。また、ツボミの表面に一様にIが分布すると仮定した場合、ツボミが球状であるとすると0.38radであり、板状であるとしたときは0.07radであった。
山本 克宗; 中崎 長三郎; 岡川 誠吾; 横内 猪一郎; 伊丹 宏治
Journal of Nuclear Science and Technology, 17(1), p.67 - 76, 1980/00
被引用回数:1 パーセンタイル:22.79(Nuclear Science & Technology)炉内水ループ(OWL-1)で行なわれたFP放出実験後に、ループ一次系内の純水による洗浄を行なった。その際に、ループ中に残留しているIの挙動を調べるために水中のI濃度を測定した。精製系を停止した状態では、水中のI濃度は次第に上昇し、約3日後に最高になり、その後Iの半減期で減少した。I濃度測定結果を数学的に解析し、水中のI濃度変化、および水中のI量と系の壁面に付着しているI量との関係を表わす式を導いた。
山本 克宗; 中崎 長三郎; 石渡 名澄; 伊丹 宏治; 都甲 泰正*
JAERI-M 8045, 128 Pages, 1979/01
JMTR・OWL-1において、一連のFP放出実験を遂行してきた。FP放出実験の目的は、(1)通常運転時の軽水炉プラントにおける破損燃料棒よりのFP放出の挙動と機構を解明する、ことと(2)BWRの主蒸気管破断やPWRの蒸気発生器細管破断のような事故に起因した破損燃料棒よりのFPヨウ素の追加放出量を求める、ことである。この報告書では、FP放出実験と実験装置・施設の概要を解説し、炉外予備実験、準備的なFP放出実験および第1回と第2回のFP放出実験のデータを記載した。本報告書は、LWR燃料のためのFP放出実験データ集の第1報に相当する。順次に続報を刊行する予定である。
本島 健次; 棚瀬 正和; 鈴木 和弥; 岩崎 又衛
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 27(9), p.495 - 498, 1976/09
被引用回数:9中性子照射したUOからMoを昇華法によって分離する時、問題となるMo,Te,Ruの昇華挙動及びIの捕集と回収について基礎的な研究をした。Mo,Te,Ruは真空下、1200Cの加熱(UOはあらかじめ500CでUOに酸化する)によってほぼ100%昇華することがわかった。IはCuカラムに捕集し、水素気流によってHIで回収されることが確認できた。以上から中性子照射したUOからのMoの分離・製造に際し、その実用化への可能性が得られたと考えられる。
佐伯 正克; 沼倉 研史*; 立川 圓造
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 25(9), p.407 - 414, 1974/09
被引用回数:8無?体Iを含む硝酸溶液を加熱または線照射することにより、CHIを主生成物とする有機ヨウ素が生成する。COの炭素源としての可能性を同位体希釈法を用いて調べた。その結果および種々の炭素化合物の添加実験から、本実験系における有機ヨウ素の炭素源は、硝酸中に含まれる有機系高分子不純物であることが分った。さらに、蒸留精製した硝酸による実験結果およびHe気流中と、O気流中における結果の比較から、有機ヨウ素は、有機化合物の分解で生じた分裂片とI°とのラジカル反応で生成していると結論した。
立川 圓造
原子力工業, 19(12), p.50 - 52,76, 1973/12
現在原子力施設では放射性有材ヨウ素の生成が問題となっている。最近、著者らの研究室では燃料再処理工場での放射性有材ヨウ素の生成をしらべ、得られた結晶をもとに、その生成の抑制法を検討した。これらの結果の概略をのべる。
沼倉 研史*; 佐伯 正克; 立川 圓造
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(6), p.367 - 373, 1973/06
無担体Iを含む硝酸溶液の加熱により、Iの一部は有機ヨウ素に変わる。主生成物はCHI、CHI、n-CHI、n-CHIであり、相対分布は照射済Uの溶解時に見られる結果とよく一致している。溶液内Iの化学形の時間変化と生成挙動から、有機ヨウ素はI°IOの酸化過程で生ずると結論された。さらに、中間体Iを考えることにより、生成曲線についての定性的考察を行なった。
和達 嘉樹; 田代 晋吾; 井上 義教; 村松 三男*
日本原子力学会誌, 7(9), p.492 - 495, 1965/00
一般に固体表面の放射胞汚染除去法は、その汚染の機構や汚染物の形態により決められる。したがって、放射線性アイソトープ(以下RIと略称)による汚染機構を調べることは、汚染の除去に役立つ知識を提供することになる。このことは皮膚の場合、その機構が複雑であるためにとくに重要である。さきに、Sr-YおよびPによる生豚皮や生きている兎の皮膚汚染について、この重要性が強調された。今回は、Cs,CoおよびTによる生豚皮の表皮汚染量と内部汚染量に対する汚染時間と汚東浦の酸性度の影響を調べたので、その結果を報告する。